2008年11月アーカイブ

凧あげ

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気持ちよく晴れた休日、近所の川原で子どもと凧あげ。凧あげなんて久しぶりだけど、なんか楽しいね。

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サウジへ向かう往路、ドバイでの乗り換えは16時間くらいの待ちがあった。この時間をどうしようかと、出発前から同行する人たちと話をしていたのだが、けっきょくSki Dubaiに行こうということになった。Ski Dubaiはその名のとおりドバイにある人工スキー場だ。ほら、雪とは無縁の印象がある中近東の国でスキーしてきたなんて、話のネタとしてはおいしいでしょ。そんな気楽な気持ちだったんだけど...。Ski Dubaiはゲレンデの長さが400mで、むかし船橋にあったザウスに比べるとやや短いのかな。ただ、コースが途中で大きく右に曲がっていて、まっすぐ下るだけのザウスよりはちょっとだけ楽しいかも。当日(金曜日だがあちらは休日)は営業開始時間早々の朝10時に行ったんだけど、着いたときはそれほど混雑しているわけでもなく、入場やリフトで待たされることは無かった。お昼くらいになるとだんだん混んできたけどね。料金は2時間で180AED。日本円だと5,000円くらいだった。

まあそんなこんなで、お金を払ってウェアやブーツ、板などを借りて、さてゲレンデに行こうかというときに事件は起きた。ウェアに着替えたりブーツを履いたりするスペースの床には滑り止めのためにゴムが敷かれていたんだけど、途中からそれが無くなって普通の床になっていたんだよね。それに気づかずに、スキーブーツを履いたまま普通に足を踏み出してしまい、見事に滑って転んでしまった。後にして思えばそのまま背中から落ちたほうがまだマシだったんだけど、思わず右手をついてしまい、自分の体重を肘で受ける形に。その瞬間も、「あ、ちょっとやばいかな」と思ったんだけど、立ち上がってちょっと動かしてみるとそこそこ曲げることができたし、まあ、しばらくたてば痛みもひいてくるかな、と軽く考えていた。それに、ここでおれが怪我してスキーしないとかになると、せっかく一緒に来ている人たちにも申し訳ないしね。そんなわけで、肘はちょっと痛いけど、せっかくだからスキーを楽しんでしまったわけだ。その後は、サウジに移動して仕事している間、内出血してけっこう腫れてきたり、肘が90度以上は曲がらない状態だったりしたんだけど、仕事でキーボードうつぶんには支障がなく、また、あちらは当然ながら箸の文化の国ではないので食事にもそれほど不自由しなかったため、そのまま医者にいくこともなく帰国。で、日本に着いた翌日に近所の整形外科に行ったら骨折が判明し、添え木でがっつり固定されてしまった、というわけだ。トホホ、人生初の骨折だよ。おれ今年は本厄なんだけど、お払いとかしてなかったんだよな...。

んで、骨折してから既に一ヵ月以上がたっているわけだがその後の状態はというと、先週の金曜日でようやく添え木がとれて、これから少しずつリハビリの予定。右肘はまだじゅうぶんに曲がらず、あいかわらず箸でご飯が食べられないのでホントに不便だけど、ここで無理してもしょうがないので、のんびりと治していきますわ。みなさんも怪我や病気には気をつけてね。

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そんなわけでようやく到着したサウジアラビアの首都リヤドは、ドバイとは全く違うイスラムの世界だった。ドバイでは女性も普通に働いている姿を目にしたけど、リヤド、というかサウジでは女性が働くどころか一人で外出するのも車を運転するのも禁止だ。外出するときはアバヤという黒い服で全身をすっぽりくるんでいて見えるのは目だけ。しかもこれらの規律はサウジ国民だけではなく外国人にも適用される。おれの今回の出張の目的は開発したソフトウェアのインストールなんだけど、メインで開発したのは後輩の女性でホントなら彼女が行けばいちばんよかったんだよね。だけど、仕事とはいえオフィス内を女性がうろうろすることがまずない場所に連れて行くのはあちらに対しても気が引けるし、そもそもオフィス内に女性用トイレもないようなところだから、現実的に行くのは無理でしかたなく(おれは飛行機がホントにこわいので乗りたくないの)おれが行くことになったわけ。まあ、結果的にはおかげで貴重な経験ができたんだけど。

イスラムの戒律はそのほかにもいろいろあり、ムタワ(宗教警察)の人間が私服で街を巡回して取締りを行っている。また、数年前にリヤドでイスラム原理主義者によるテロがあったこともあり、軍による市内の警備も厳重で至るところに機関銃を持った軍人がたっている。こう書くと、この街での生活はさぞや息苦しいものに思えるかも知れないんだけど、実際にはさにあらず。ハメをはずさないようにちょっと気をつけていれば、この国ならではの楽しさがだんだん見えてくる。男ばっかりの世界で女っけは全く無く、しかもお酒も飲めないんだけど、その中で、なんていうんだろ、うまい食事を食べてカフェでお茶をして語り合ってという、すんごい健全な楽しさが味わえる。あのねえ、この国の食べ物はほんとにうまいよ。戒律で怪しげな娯楽が抑制されているぶん食事に対するこだわりが強いのかな、ほんとになに食べてもおいしかった。これでビールが飲めたらいうことなしなんだけど、そうしたらもう際限なく太ってしまうだろうな。

画像は前にも似たのをアップしたけど、サウジで2番目に高いアル・ファイサリア・タワーから、サウジで1番高いキングダム・タワーを見た眺め。他に高層建築がなく眼下に広がる一面の光は、本当にすばらしい夜景だった。リヤド市街のショッピングモールに行くと、女性用のドレスを売っているお店がけっこう多かった。しかも並べられているドレスがどれも派手で露出が多いものばかり。いったいどこで着るのかと思ったら、家の中で、旦那さんだけのために着るらしい。これもやはり、外で抑制されているぶんを家の中で発散して楽しんでいる例なのかな。しかし、うらやましいというかもったいないというか...。同じような視点でリヤドの街を見てみると、グーグルアースなんかで見てもわかるんだけど、建物がどれも同じような土色ですごい地味な印象なんだけど、夜になると原色のネオンサインがいたるところできらめいていてびっくりするくらい華やかなんだよね。宗教の戒律を守ることで抑制されている部分と、許されている中で楽しんで暮らしている部分、その対比がこの国の魅力なんだと、夜景を眺めながら思ったよ。

ちなみに、サウジアラビアは電気代は無料らしい。そりゃ石油を燃やせばいくらでも発電できるからね~。ちなみにちなみに、ガソリン代はリッター10円くらい。うらやましいというかうらやましいというかうらやましいというか...。

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サウジアラビアへ向かう途中、UAEのドバイで14時間ていどの待ち時間があり、市街を少しだけうろつく時間がとれた。いや~ドバイはすごいね。まさにバブルまっただなか。いたるところで新しいビルやら鉄道やら道路やらが建築中。画像はその象徴とも言える世界一の超高層ビル、ブルジュ・ドバイ。その高さは700mを超えて今なお建築中らしい。サウジアラビアとは対象的に観光目的の外国人を広く受け入れていて、ショッピングモールとかの風景はアメリカと変わりない感じ。神田うのが新婚旅行で泊まったという話の7つ星ホテルやカジノや別荘地、人工スキー場などがあり、まさに世界でも有数のリゾート都市だね。オイルマネーはすごいよ。今回はその一部をちらっと見ただけだったけど、もう少しいろいろ見てまわりたかったなあ。

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日本からサウジへの直行便はなく、UAEのドバイを経由して行くのが一般的なルートのようだ。今回の出張では、10/23の夜に羽田から関空へ行き、そこからエミレーツ航空のエアバスA340で11時間のフライトの果て、現地時間10/24の朝4時にドバイに到着。ホテルで休憩して、このあとちょっと事件があり(この件は別に報告します)、夜の便でリヤドへ。飛行機が遅れた関係でリヤド到着は夜9時過ぎ。日本とUAEの時差は5時間、サウジはさらに1時間ずれてて6時間。けっきょく、家を出てからリヤドのホテルに着くまでに33時間かかった。直行便があればもっと楽なのに。せめてエミレーツが成田に乗り入れてくれてればなあ。ちなみにサウジでは木曜と金曜が週末になる。だから、金曜の夜に到着して現地でいきなり週末なわけじゃなく、翌日からきっちり仕事なわけね。また、あちらはビジネスアワーがだいたい8時から15時と早いこともあり、早寝早起きの生活を心がけると、日本との時差6時間は意外と気にならない。ドバイでのトランジットの待ち時間に寝ちゃわずにがっつり遊んだこともあり、時差ぼけはまったく感じなかったよ。

10/23から10/31までの約一週間、仕事でサウジアラビアに行ってきた。ご存知の通りサウジアラビアは世界最大の産油国で、原油を輸入に頼っている日本にとっても重要なパートナーである。いまのおれの仕事が、そのへんに絡んだ日本からサウジへの技術供与のようなことに絡んでいて、その関連で開発したソフトウェアのインストールと導入教育のためにサウジを訪問した、というわけだ。

イスラム教の始祖であるムハンマドの生まれた国であるサウジアラビアは、イスラム世界の中でも特に厳格にコーランを守っており、今回の出張で途中に立ち寄ったUAEなどとは全く異なっている。朝ホテルで目が覚めると外からコーランを暗誦する声が聞こえてくるし、仕事中でも定期的にお祈りのために席を離れる。男性と、女性またファミリーは明確に分離されているし、例えば外国人であってもサウジではアルコールは飲めない。そもそも観光目的でサウジに入国しようとしても、指定されたパックツアー以外では許可されない。サウジに行きたいと思う人がどれくらいいるのかわからないけど、行きたいからといってそうそう気楽に行けるわけではない、ある意味仕事じゃなければまず行くことはない、非常に貴重な機会に恵まれたことになる。

そんなわけでのサウジ滞在となったわけだが、細かいエピソードはあとからいろいろ書くとして、簡単に言うと非常におもしろい一週間だった。以前タイに行ったときも、それまでに行ったカナダやアメリカとは違う発展途上国の勢いとかそういうものを感じたけど、サウジアラビアも同じような感じがある上に、イスラムという我々にはなじみの少ない文化が深く根付いた人々の暮らしを垣間見ることができたのは、とても新鮮な、おおげさに言うと世界観が変わるくらいに感慨深い経験だった。惜しむらくは自分の英語力の無さで、サウジの人たちとあまり積極的にコミュニケーションをとれなかったことだな。もしかしたら来年にまた行くことになるかもしれないんだけど、やっぱり英語くらいはもう少しまともに聞けて話せるようになっておきたいなあ。まあ、海外に行くたんびにそう思っていて、けっきょくなにもしてないんだけどね...。

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